現在、国では、水質汚濁防止法による排水規制に加えて、生物応答を用いた新たな排水管理手法(Whole Effluent Toxicity:WET)の導入に向けた検討が行われています。
生物応答を用いた排水管理手法とは
排水が生物に及ぼす影響を直接測定することで、排水の安全性を総合的に評価する手法で、従来の化学分析による管理に比べて以下のようなメリットがあります。
- 排水そのものの安全性評価が可能
排水中に混在する化学物質が何なのかわからなくても、排水全体の安全性が評価できる。 - 有害影響の改善が図れる
排水に有害性が認められた場合、毒性削減対策によって改善することができる。 - 企業の社会的責任
生物に対する影響を直接評価する方法のため、一般の方々の理解が得られやすいことから、CSR環境活動のためのツールとして有用。
弊所ではWET試験についてのご相談を承ります。
試験方法には標準法や簡易法等がありますので、ご相談により貴社に最適な方法をご提案します。
詳しくは、企画室までお問い合わせ下さい。
営業企画部
TEL:042-762-2829
E-mail:kikaku@riasbt.or.jp
事業場排水の新たな管理手法について (1786KB) |